自転車事故を考える

最近目につくのが子供の運転する自転車が歩行者や高齢の方とぶつかり高額な損害賠償に発展する例だ。場合によっては子供の保護者に対し数千万円もの支払い判決が下される例も少なくない。現在の法律に基づけば保護者には子供に対する保護監督責任があるため何らかの賠償責任が求められるのは致し方ないであろう。

しかしここで少し考えてみたい。今や小学校低学年でも自転車を持っていない子供はほとんどいない、子供とはいえひとたび通行人と接触、衝突すれば最悪死に至るケースもありその賠償額は自動車事故に勝るとも劣らないことは先に述べた。自動車の場合は運転技術とルールの学科試験に合格して免許証が交付されはじめて公道を運転できる資格を持てるのはみなさんご承知の通りだ。ところが自転車運転に関しては免許証どころか技術講習すらない。道路交通法で軽車両に入る自転車の運転者がまだ道路標識の意味もわからない子供にもかかわらずだ。

さらに言えば自動車は購入時にほぼ強制的に保険に加入させられるが自転車にはその制度が徹底されていない。もちろん自転車用の保険はあるが加入してない場合がほとんどだ。
司法の判断で責任の所在を明確にするのであればまずは自転車運転者に対して何らかの資格制度を導入することが先ではなかろうか。技術講習や保険制度も整っていない、つまり法整備が未熟な分野に白黒つけることはルールがないスポーツで勝ち負けを判定するに等しいと言える。かといって資格取得のために費用がかかり過ぎたり高度な技術知識を要求しては逆に生活に悪影響をきたしかねない。そこで子供たちに関しては警察や自動車学校に協力してもらい授業の一環として小学校で定期的に講習会を開くべきだと思うがどうだろうか。授業である以上当然評価の対象になるしまたそれだけではなく自転車“成績”の高い子にはバッジや賞状などを付与し子供たちが地域社会の模範となれるような枠組みを構築するべきだと考える。便利なものを楽しく安全に使用するためにもその環境づくりをしかるべき機関にて早急に進めてもらいたい。

0 Responses to “自転車事故を考える”


  • No Comments

Leave a Reply

post date*

日本語が含まれない投稿は無効となりますのでご注意ください。(スパム対策)