食育指導員として

7月1日に社団法人であるMOAインターナショナルより正式に食育指導員の資格を認定されました。この食育指導員の養成講座でおもしろかったのは、食の知識や身体のメカニズムを勉強するだけではなく、その得た知識理論を実際に自分の身体でためし実践してみたことです。考えてみればあたりまえのことであると同時に自分が体験しているだけに人にも伝えやすく、そしてまたそれは今後の活動に向けて大きな自信につながります。

人が成長し円熟味を増していくことをワインやウィスキーの熟成に例える場合がありますが、今日は熟成した食品すなわち発酵食品について少しふれてみます。

洋の東西を問わず伝統的な食には、先人たちが積み上げてきたさまざまな知恵が宿っています。みそ、しょうゆ、漬け物をはじめ、酒、酢、みりん、かつおぶし、パン、チーズなどの発酵食品は先人たちの偉大な功績です。
発酵食品には麹箘、酵母などの微生物が食材に加わり、発酵することで「栄養素や成分が増える」「風味が豊かになる」「保存性が高まる」などのメリットがあります。
欧米人に比べ腸が長い日本人にふさわしいのは、生きたまま腸まで届く確率が高い植物性の乳酸菌です。みそやぬか漬けには多く存在し、その風味の立役者でもあります。
昔から“味噌汁は煮立たせないように”と言われるのは乳酸菌は熱に弱いからなのです。

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