今日は朝の7時から船橋市古作にある二所ノ関部屋一門の合同稽古を見に行って来た。部屋は中山競馬場のすぐ近く武蔵野線沿いにあり昔の大関若島津が率いる一門で、おかみさんは言わずと知れた高田みずえさんだ。
大きめの玄関をくぐり稽古場に案内された。稽古場には既に一門の親方衆から大相撲解説者、数人の新聞記者が所狭しと陣取っており各々座って稽古を見ているわけですが、角界の重鎮が来る度に先に来ていた親方衆も立ち上がり新年の挨拶をかわす。その大きいこと。
ぶつかり稽古は若い衆からはじまり徐々に兄弟子になり大相撲の中継でお馴染みの関取から大関の稽古に移ってゆく。
若衆の時は静かだった親方も自分の部屋の弟子になると声も荒くなり大声が響き渡る。
枡席での相撲観戦は過去に二三度あるがここまでの至近距離での観戦は初めてだ。
稽古場には若衆から関取を含めつねに20人ほどの力士が入れ替わり立ち替わりぶつかり稽古の順番を待っており時間と共にその熱気が高まる。そして何よりも迫力なのは立ち合いの際の鈍く響く音だ。すでに力士の体はあかく紅潮し湯気が立ち上ぼり中には少し顔が腫れ上がっている力士もいる。全くこの相撲というのは厳しくも美しい世界だとつくづく思うのである。
この角界には素人には少しわかりづらい古くからの仕来たりも少なくありませんが、私が相撲を愛する理由のひとつは相撲には他のスポーツにはない華やかさ、そう華があるからではないかと思うからです。
そして話は飛躍しますが、私はこの江戸時代から続く伝統文化と言ってもよい相撲の部屋を、自分の住むまち市川市につくりたいなぁなんて初夢にもならない夢を見てみたのです。
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