保育園整備と課題

先日知人から、孫の保育園入園申請をしてから一年半近くが経過するのに何も音沙汰ないというので状況を聞きに申請者ご本人と共に市の保育課に行ってみた。どの保育園にどれだけの申請が来ているかが一目でわかる書面を見せていただき本人も納得したようだが、ただ少々気になるのは子供の保育の必要性緊急性をポイントで表すその判定方法だ。

仕事をしていない親よりも仕事を抱えている親の子供の方が保育の必要性、緊急性が高まりポイントも高くなるのは仕方がない。問題は母親が仕事をしないと経済的に生活そのものが立ち行かなくなってしまう家庭だ。母親が仕事を探すには子供を預けた方が就活しやすい。でも申請してから一年半待っても状況は変わらずしかも無職のままだから必要性ポイントも上がらないため、子供も預けられないし仕事も探せない。仮に就職したとしてもすぐ保育園に入れるとは限らないため結局就活を諦めざるを得ない。これではせっかく働く意欲のあるママさんに対して厳しい状況でありそして何よりも就労支援とはいいながら労働の機会を奪ってしまっている。

保育の必要性のポイント判定をただ単に職の有無だけではなくもっと多角的にとらえ判断できるシステムの構築が急務であり、尚且つ保育園という子供を受け入れる受け皿そのものの環境を一日も早く整備する必要がある。

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