行政視察7/23(木)

行政視察二日目 函館市から伊達市に移動

視察テーマ 「福祉のまち伊達市の福祉政策」

社会福祉法人 北海道社会福祉事業団 だて地域生活支援センター所長 菊池 禮子さま、同総務課長 高橋 由伸さま、同業務部長 掛田 じゅんいちさま。

社会的弱者の方が暮らしやすいまちづくりを心がける「福祉」のまちとして名高い伊達市。気候、物価、人口など我が市川市と比べ大きく異なるため一概に伊達市の福祉政策をそのまま取り入れるというわけには行かないけれども印象に残った言葉がひとつある。それは、市のご担当者との会談において最後に私から、貴市が「福祉」のまちとして常に心がけている事は何ですかと質問したときの事だ。40年以上にわたって福祉に力を入れてきた伊達市が首尾一貫して心がけてきた事それは「無いもので必要なものはつくる」ということだ。いわば伊達市の福祉哲学のようなもので市の職員、議員、市民がこの哲学をみな共有しているため時に条例よりも優先される、そんな印象を持った。高齢者施設や保育施設の待機者が一向に減らないわが市でも必要最優先される喫緊の事項については学ばなければならない点だと思う。超高齢社会を迎えるにあたり悠長に考えている暇はない。

 

午後 洞爺湖町へ移動 テーマ 「火山と暮らす町」洞爺湖町の防災を学ぶ

北海道洞爺湖町議会 議長 佐々木良一さま、同副町長 八木橋 隆 さま、洞爺湖町議会事務局長 佐藤 久志さま。

明治新山、昭和新山、有珠山に囲まれたいわずと知れた火山の町洞爺湖町。直近100年間でも4回以上の噴火暦を有する町で観光地としても名高い。1977-78の噴火では死者、行方不明者が多数出ている。ところが2000年の噴火時には死者けが人は皆無だった。聞くところによれば前者の場合、災害発生時(噴火前)に果たして町民を避難させるかさせまいかという行政と学者間に意見の対立があったようだ。自然災害発生時での優柔不断は大きな二次災害をもたらす事は先の東日本大震災も含めて記憶に新しい。市川市に火山はないものの行政側の危機管理意識をもう一度徹底させ地震や台風、大雨などの災害発生時の指示系統を明確にすることが大切である。

7月24日

伊達市観光物産館 担当 株式会社伊達観光物産公社代表取締役 NPO法人だて観光協会会長 大坪 鉄雄 さま

伊達市のいわゆる道の駅である。地元農家さんあるいは生産者さんが自分の畑で収穫した作物を持ち寄り自分たちで売価を決め値札を貼り付けてゆく方法をとっている。また福祉のまちらしくスタッフの中には障害を持っている方々も積極的に業務に携わっている。この伊達市は福祉にしてもまちづくりにしても自助、共助、公助のバランスが程よく取れてそして何より行政の側にその誇りが感じられる。我が市川市もおおいに学ばなければならない。

0 Responses to “行政視察7/23(木)”


  • No Comments

Leave a Reply

post date*

日本語が含まれない投稿は無効となりますのでご注意ください。(スパム対策)