平成28年12月定例会 会派自由民主党代表質問から
本市において防災訓練における自衛隊との連携について質問させていただきました。災害時における自衛隊の役割はとても重要であることは今さら言うまでもありませんが、自衛隊の活動を間近に見ることにより、防災意識の高揚につながり連携がより一層深まると考えられます。そこで本市と自衛隊との連携した取り組みのいくつかをざっとご紹介させていただきます。
[自衛隊災害派遣等の実績:規模]
〇阪神淡路大震災では、延べ約225万人
〇東日本大震災では、延べ約1,058万人
〇熊本地震では、延べ約81万人
[本市と自衛隊の関係]
千葉県においては、需品学校、高射学校、第一空挺団が、県を3分割して各地域の防衛・警備・災害派遣を担任し、本市の災害派遣等は松戸市や浦安市などとともに需品学校が担任しています。この需品学校は松戸市にあるのですが、保有する装備の中でも災害時に威力を発揮するのが高性能浄水器です。この浄水器の浄化能力は海水であれば30,000L/日、淡水であれば70,000L/日以上を飲料水に変えることができます。
また平成24年度の9都県市共同防災訓練の際に千葉県の主会場として、江戸川に応急的な橋を架け、江戸川区及び葛飾区から救援物資の輸送車両を通行させる訓練やヘリコプターによる茨城県の災害派遣医療チームの輸送、小学校での避難所宿泊訓練における仮設入浴場の開設、海上自衛隊による他県からの救援物資の輸送等しっかりとした連携を組んでおります。
またこれは沖縄県の例ですが、那覇基地にある第15旅団では沖縄県全島と奄美大島の一部の範囲の緊急患者空輸に取り組んでおり、これまで9,053件、9,407名のの搬送実績があります。広報官によれば平均3日に2回出動しているそうです。
このように災害時だけを想定した訓練はもちろんのこと、今後は上記の沖縄県のような緊急患者輸送も訓練の対象にしておく必要があるかもしれません。
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