テスラ契約解除へ

7月に市長公用車として導入されたテスラ社製電気自動車モデルXは、市が掲げる環境・エネルギー・交通政策の一環としての取り組みが始まりでした。しかしながら公用車で1台1300万円以上する車両価格の妥当性や国産の類似性能車種を採用しないなどの理由から多くの物議を醸しマスコミにも取り上げられ皮肉にも「テスラ」の名前は全国に知れ渡ることとなりました。
このことに対し、村越市長は自分の給与の一部からリース料を負担する旨の条例案を9月定例会に提出する予定でした。しかし、議会においてその条例案を我々が可決することは、公用車にテスラを使用することを結果的に認めてしまうことになりかねません。
そこで、私たち会派では、
・市長は「将来都市像の先進性を象徴するものとしてテスラ社製電気自動車を活用していきたい」と繰り返し説明しているが、理解が得られるか疑問であること。
・市長の環境政策に対する強い思いは他の手段でも伝えられると判断する。今回の騒動で市民生活に直接影響のある環境エネルギー政策の議論が停滞してしまうことは避けなければならないこと。
・市長は今一度立ち止まり、高額車両のリース契約を解除し、その車両の処分を目に見える形で示していただけるよう申し入れる。その際には、リース期間中の途中解約という異例の申し入れになるが、解約に伴うリース会社及び市側の損害が最小限になるよう留意願いたい。
等々を趣旨とした申し入れを、私が代表を務める会派自由民主党を含む7会派30名の議員の連名で、市長に対し、去る9月2日、テスラのリース契約を解除する旨の書面を村越市長あてに提出いたしました。

 この申し入れに対し、村越市長からは「みなさまの意見を尊重し契約を解除いたします」と明確に回答をいただきましたが、現時点においても契約解除はなされておりません。そこで再度、わが会派自由民主党ほか9会派の議員とともに、9月定例会最終日の日程に発議第24号として「テスラ社製公用車のリース契約の早期解除を求める決議について」を提出いたしました。
以下全文です。

 本議会でたびたび取り上げられたテスラ社製公用車導入に際し、9月定例会で、提案予定であった、「市長の給与の特例に関する条例の制定について」は、開会前に撤回された。その撤回理由は、「特別職用の公用車として導入した電気自動車について、市とリース事業者との間で締結したリース契約を解除することで協議が調った」というものであった。9月定例会でも、このテスラ社製公用車に関して多くの質問が行われたが、現在使用しているテスラ社製公用車をいつまで乗るのか、契約解除日の具体的な答弁はなかった。現在も公務で乗られている中で、市民からもテスラ社製公用車に関する問い合わせが多い。その契約解除までは、テスラ社製公用車のリース料金は市が負担し続けることになる。
 市当局におかれては、テスラ社製公用車のリース契約をできる限り早く解除すること、リー契約の解除日を市民に明確にすることを強く要望する。
 以上、決議する。

私たち議員は、時には市と連携し市民に資する市政にしっかりと取り組んでいくと同時に、税金が正しく適正に使われているかどうか厳しく見ていく必要があります。
 今回のテスラのことだけではなく、これからも、税金が1円も無駄に使われないよう、少しでも市民のお役に立てられるよう、私ほそだ伸一は市政運営に厳しい姿勢で臨むことを改めてお誓い申し上げます。

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